ICT建機による施工
ICT建機とは情報通信技術を使って各工程から得られる電子情報を活用して、
生産工程全体の生産性の向上や品質の確保等を図るシステムです。
ローカライゼーションから施工まで
設計データ(CAD図面データ)、3次元設計データ(TINデータ)および基準点データ(座標データとトラバース平面図)をご提供いただければ、自社でローカライゼーション作業およびICT建機による施工、ローバー使用による施工途中及び竣工検査時の出来形検測が出来ます。
(要望があれば3次元設計データの作成および竣工時のヒートマップ作製も可能です。)
当社所有のICT建機
- MC(マシンコントロール)ブルドーザ × 2台(CAT)
- MG(マシンガイダンス)バックホウ × 1台(CAT)
- MCバックホウ × 6台(コマツ)
- 振動ローラ+転圧管理システム × 1台(CAT)
計10台保有。(令和2年4月現在)今後も順次導入予定です。
CAT320E(マシンガイダンス)
コマツPC200i-11(マシンコントロール、ステレオカメラ搭載)
コマツPC200i-11 の運転席モニター
ICT建機に補正情報を送る固定局(基準局)とローバー等の移動局に使用するGNSS受信機
RTK-GNSS(リアルタイムキネマティック)用固定局+移動局+コントローラーのセットがCAT用(Trimble製)×1セット、コマツ用(Topcon製)×3セット(うち1セットは最新のマルチタイプ)保有。
太陽光発電所の造成工事など施工エリアが広い場合はVRS(仮想基準点)での施工も可能です。
GNSS受信機 TOPCON HyperV(移動局用ローバー)
GNSS受信機 TOPCON HyperHR(マルチ受信機)(固定局用三脚にセット)
アプリによる施工中の進捗確認(コマツ機)
施工中の進捗確認は、コマツ機での施工の場合はスマートコンストラクションアプリにて確認可能。
スマートコンストラクションアプリの表示例①(現況地形と3 次元設計図面との対比、下の円グラフ及び数字は施工土量)
スマートコンストラクションアプリの表示例②(現況地形の土量表示:計画盤との差を色分けで表示)
アプリによる施工中の進捗確認(CAT機)
CAT機での施工の場合はVisionLinkにて進捗を確認できます。
VisionLink の表示例(施工進捗に合わせて色分け表示。平面図上で線を引いた任意場所での縦横断面表示等ができる)
当社のこれまでのICT建機による工事施工実績
- 国道288 号線船引バイパス工事(三和工業株式会社)
- 国道294 号湖南町福良バイパス工事(株式会社関組)
- 那須烏山ソーラー発電所敷地造成工事(株式会社谷黒組)※VRSで施工
- 東沢地区道路改良工事(株式会社日新土建)
- 県道吉間田滝根線160 工事(福浜大一・三和工業・石覚組JV)(施工中)
- 県道吉間田滝根線161 工事(福浜大一・藤田建設工業・石覚組JV)(施工中)
- 将帰坂地区道路改良工事(佐藤工業株式会社)
- 広瀬広畑地区道路改良工事(昭和建設工業株式会社)(施工中)
- 広瀬矢大臣地区道路改良工事(佐藤工業株式会社)
- メガステージ二本松工事(ピーエス三菱・藤田建設工業JV)
- 白河ソーラーパーク(信夫山福島電力株式会社)(施工中)
- 国道288号線船引バイパス207工区(三和工業株式会社)(施工中:ICTは自主施工)
- 小名浜平線災害対策工事(みちのくNテックス)(施工中:ICTは自主施工)